とにかく風の強い1日でした。夜になると雨が降り出し、テラスに座ると突風とともに額にあたる小さな水の粒たち。(まるで海原に浮かぶヨットのようだな) 世田谷食堂は少し高台にあって、風通しが良いのが微妙なトコロ。(老いていくのは特別気にならないケド)強い風が幾つになっても怖いのです・・・あと雷もね(笑)

さて、サンクゼール・ワイナリーさんのリトルプレス『Couleur vol.13 Spring 』が仕上がりました。(例年より発行が遅いのは少なからず震災の影響で)普段よりも頁数が減っていますが、個人的にはとても良い出来だと思います。与えられた環境の中でベストを尽くしたい気持ちが、ひたひたと紙面から伝わる感じがするのです。かかわるスタッフは(もちろんワタシも)いつもたくさん迷いながら”もっともっと”を探しています。もっともっと新鮮なもの、それと同時に(流行なんか関係なく)もっともっと此処にしかないものも。そう・・・カワリツヅケルコトトカワッテハイケナイコト。それはとても難しく、キリがなく、正解がないから飽きない作業でもあります。
(まるで昨日の記事の延長みたいですが)今回、レシピと共に書かせていただいたエッセイのタイトルは『親しさは、食卓をかこむ回数に比例する』
ホームパーティの企画をいただいてアレコレと料理を夢想すると、そこに浮かんだのはたくさんの笑顔ばかりでした。そんな記憶の糸を手繰りよせながら、ちょっとだけ苦しくその100倍楽しかった制作の時間が詰まったささやかな6頁。ワタシなりのハレとケのあいだをご提案しています。
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