2011年 05月 08日
鰆の煮付けと春野菜のさっと煮 |
朝起きると、どんよりと曇った空。こんな日に食べたくなるのは、決まって和食。するっと喉を通って胃にやさしい野菜や海草と、少しの魚があれば嬉しい。
この季節とても甘い蓮根や旬の筍を、瓢形が可愛いらしいさつま揚げとともにさっと煮てみました。出汁、酒、みりん、薄口醤油と塩で透明に仕上げます。
煮付けは魚によってレシピを変えています。今日の場合は、水200㏄、酒100㏄、みりん100㏄、醤油50㏄、砂糖大1(・・だったと思う)。沸騰したら鰆を入れ落としぶたをして火を通し、ふたを取ってからは強火で少し照りを出します。
こどものころ、「ごはんよー」と呼ばれ食卓につくと、お肉だったら嬉しくて、焼き魚なら少し残念で、煮魚はがっかりのおかずだった。きっと、お醤油で真っ黒の見た目も嫌だったのだと思う。その美味しさがわかるお年頃になり、最近ますます好きになっていくのがなんだか可笑しい。何でも食べられるのは、きっと一生懸命料理してくれた(そして厳しかった)母のおかげ・・・ところが、ごく最近「あんまりニンジンは好きじゃないのよね」と彼女が言ったものだから、思わずポカンとしてしまった。
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by setagaya-syokudo
| 2011-05-08 01:09
| 今日のひと皿